外来のご案内

先端リハビリテーションコース

概要

脳卒中・脊髄損傷等を発症してから長期間が経過した患者さまの積極的なリハビテーション実施のために、上肢ボツリヌス療法と最新の機能的電気刺激装置( H200ハンドリハビリテーション・システム)を組み合わせた先端の集中的リハビリテーションプログラムを実施しています。

診察日
(予約制)
外来診療担当表」をご覧ください。
担当職種 リハビリテーション科専門医、理学療法士、作業療法士、薬剤師、外来看護師
対象
  • 脳卒中や脊髄損傷等による麻痺の症状が後遺し、麻痺がある側の上肢の緊張が強いために自分の力では十分に握る動作や開く動作ができない方
  • 現在のリハビリに満足できず、新しいことを試してみたい方
内容
  • 初回の診察時にプログラムの適応の判断をいたします。
  • 適応に応じた上肢ボツリヌス療法を実施(ボツリヌス療法ページへ)します。
  • 機能的電気刺激装置を用いた上肢機能訓練の実施および自宅でのトレーニングを指導(当院通所リハビリテーションにて1~3か月間継続して実施)いたします。
  • ご希望および必要性に応じ、プログラムを継続・再実施します。

受診の流れ

機器の紹介

H200ハンドリハビリテーション・システム(以下NESSH200®)

腕に装着する装具とコントロールユニットの2つのコンポーネントで構成され、5つの表面電極の刺激により「つかむ、手放す」動作を可能にします。訓練モードと手指の開閉、把持等の機能再建モードがあり、習字や食事動作等の日常生活動作の改善が期待できます。筋力や関節可動域の改善による手指機能の改善だけでなく、局所の血行促進や浮腫の減弱、痙縮の減弱等の効果も期待できます。操作は簡便で安全性が高く、家庭でのリハビリテーションが可能です。

NESSH200®の利用により見込める効果(製品カタログより抜粋)※改善効果には個人差があります。
  • 手指の能動可動域の維持回復
  • 脳卒中および骨髄損傷による片麻痺または四肢麻痺を伴う手の機能向上
  • 筋肉の痙性麻痺の減少
  • 筋肉の再教育
  • 拘縮予防
  • 非活動的委縮の予防遷延
  • 局部の血行の促進

費用について

NESSH200®は最新鋭の技術で安全・簡単な操作性を実現するため、費用が高額となります。また、保険適応外となりますのでご検討の際には費用をご確認の上ご連絡下さい詳細は下記メーカーサイトをご確認ください。

禁止・禁忌(次の患者には使用しないこと)(製品カタログより抜粋)

  • デマンド型心臓ペースメーカーを使用している患者は本品を使用しないこと
  • 悪性腫瘍部位に直接刺激を与えないこと
  • 骨折や脱臼などの局所障害がある場合に使用しないこと
  • 高周波手術用器具と同時に本品を使用しないこと
  • 短波治療器またはマイクロ波治療器の近く(1メートル以内)で本品を使用しないこと
  • 在宅での使用において、両側に本品を装着した患者自身による本品の操作はしないこと