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季節を感じるリハビリテーション

2024年12月12日
 先日のリハビリ中、患者様に「今年も寒くなってきましたね。」と話しかけると、
「そうなのね、ここにいるとよく分からないわ。」と返答されました。このようなやりとりはめずらしく無いと感じます。
入院中は変化の少ない毎日が続きがちで、季節の変化を感じられる機会は限られてしまいます。
 地域包括ケア病棟では週2回程の集団リハビリを行っており、月末には季節に応じた創作に取り組んで頂いています。
作業風景
 11月はもみじの創作を行い、患者様には色付けを中心とした作業に取り組んで頂きました。皆様思い思いの色付けを
行ってくださり、とてもきれいなもみじの飾りが完成しました。作品を見た方からは、「もう、そんな季節なんだね。」
と言う声が聞かれました。
個性豊かな葉っぱたち
完成作品
 季節の移ろいに伴う色々な気持ちも共有しながら、毎日のリハビリテーションを行えるように今後も工夫していきたいと思っています。病院の庭園から見える景色も紅葉が進みました。
庭園から見える景色
執筆 2024年12月12日 新横浜リハビリテーション病院 リハビリテーション科 沖田 潤子