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地域包括ケア病棟について
2024年8月9日
私たち地域包括ケア病棟は昨年の9月に新棟2階に開設され、もうすぐで一年が経過するところです。
“地域包括ケア病棟”を簡単に説明すると、急性期病院からの受け入れにより在宅復帰を目指す方のみでなく、在宅で既に生活されていた方がご入院される場合もあり、橋渡しのような存在です。回復期病棟とは異なり、決められた疾患はなく、幅広い疾患の方がご入院されています。また、60日という上限日数の中で在宅復帰を目指すため、患者様のリハビリテーションのみでなく介護サービスの提案や環境調整など幅広い支援を行い、元々生活されていた場所へと退院支援を行うことが私たちの役割です。
地域包括ケア病棟の施設基準として、“リハビリテーションを1日平均2単位以上実施している”という項目があります。当病棟は“リハビリテーション病院”の中にある地域包括ケア病棟ということで、リハビリテーションを活発に提供していることが特徴です。現在は患者様一人あたり1日平均4単位以上の実施に加えて、週2回集団リハビリテーションを実施し、活動機会を確保しています。
私も元々は回復期病棟の配属のセラピストでしたが、当病棟の開設と共に異動となりました。回復期病棟に比べ、短い期間で退院を目指すこと、幅広い疾患への知識を持つことなどに大変さを感じながらも、連日元気にご退院される患者様を多く見ることが出来るため、とてもやりがいを感じながら働いています。まだ開設して間もないですが、日々模索しながら回復期病棟に負けないぐらい特色のある病棟に出来るよう、日々業務に励んでいます。
執筆 2024年8月9日 新横浜リハビリテーション病院 リハビリテーション科 青名畑 彩文