地域包括ケア病棟では、数名の入院患者様を対象に集団リハビリを実施しています。週2回３０分程度、作業療法士2名が主導となり、定員10名が参加されます。内容は見当識の確認、今日は何の日クイズ、ラジオ体操。週替わりで口腔体操、コグニサイズ、歌唱レクリエーション、創作活動とし、作業療法士が工夫した内容を提供しています。
その中でも創作活動では季節感が感じられるような作品作りを意識し、完成したものは病棟が華やかになるよう掲示しています。　　

集団リハビリに参加されている方の中には、普段寝ている時間が多い方や他の方との交流が少ない方がいらっしゃいますが、集団リハビリの時間では集中して運動に取り組む様子や集団の中で役割を持って参加される様子が見られ、活動の成果が得られています。導入当初は進行に恥ずかしさや不慣れなこともありましたが、半年が経過し患者様には「楽しかった。」「次回は何をするの？」と言っていただけることが増えてきました。
今後も、皆様の声を聴き集団リハビリに取り入れながら、患者様の活動量拡大に繋げると共にたくさんの笑顔が見られる取り組みをしていきたいです。