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健康診断における画像診断部の役割

2024年4月11日
 こんにちは。4月に入り、本格的に暖かくなってきました。
当院の周りでも桜を初め、さまざまな花が咲いてきて春の香りがしてきています。
新年度にあたり、画像診断部が特に行うことが多い健康診断の胸部レントゲンについて今回ご紹介致します。

 胸部レントゲンは一般的に、肺炎・肺癌や心肥大などの心臓の病気等を確認しています。
X線は透過性によって映り方が変わってくるため、空気を多く含み、X線を通しやすい肺は黒く映り、
骨や心臓のように密度が高い臓器に関しては白く映る性質があります。
よって仮に肺に影があった場合には白く映ります。
胸部レントゲンでは病変の有無や病変の大きさを確認しますが、それが良性のものなのか、
悪性のものなのかの判断は胸部レントゲンのみでの判断では困難です。
この場合には医師により、CTスキャンなど要精査の対象となる診断されることが考えられます。
胸部レントゲンの参考資料。赤丸の位置に白い影が見えます。
 このように画像診断部では、受診者様にとって快適で、
病気の早期発見のために少しでも医師に読影しやすいよりよい画像を提供できるように
今後とも頑張っていきたいと思っています。                                               
執筆 2024年4月11日 新横浜リハビリテーション病院 画像診断部 銭元 秀明