|
新横浜リハビリ テーション病院
〒221-0864
神奈川県横浜市神奈川区菅田町2628-4
TEL 045-474-5511
FAX 045-474-5556
院 長 久代 裕史
入院病棟 回復期リハビリ病棟(126床) (うち、個室54床)
脳血管疾患等リハビリ 運動器リハビリ
呼吸器リハビリ
【入院相談直通】
045-474-5566
【入院面会時間】
10時~21時(毎日)
外来診療 内科 外科 整形外科 リハビリテーション科
(専門外来)摂食嚥下 ボツリヌス療法
【外来診療予約直通】 045-474-5500
【外来診察時間】 9時~12時
(月~土曜)
新横浜
健診センター 045-474-5211
事業所様向け巡回健診 (協会けんぽ指定医療機関)
通所
リハビリテーション 045-474-5203
(神奈川区・港北区の一部は 送迎可能)
|
|
|
JR新横浜駅から 無料送迎バスで15分 【運行時間】
6時50分~19時15分 (土曜13:20最終・日祝運休)
|
| |
|
|
より多くの方々に、私たち「新横浜リハビリテーション病院」を知っていただくため、
ブログ/コラムとして、「リハビリテーションのこと」「当院のこと」などを綴っております。
月1回定期の掲載と、不定期がございます。どうぞ、よろしくお願い致します。 |
|
2022年8月定期掲載
障害や困難を抱えても大切な人へまた料理を作りたい
|
|
|
作業療法のリハビリでは、家事動作の獲得に向けた訓練を行うことがあります。当院には家庭を想定した台所があり、食材を用いて調理訓練を行うことができます。
脳血管障害などにより腕や手指に麻痺が生じた場合、野菜一つを切るにしても以前の様に片手で包丁を持ち、もう片方の手で野菜を押さえるといったことも難しくなることがあります。
また、認知機能の低下、注意力や記憶力の低下といった高次脳機能障害があると、火や包丁の管理を安全に行うことが難しくなることもあります。
様々な障害・困難を抱えた方の中には、これまで自身が担っていた役割や生きがいを失い、抑うつ感を生じる場合があります。
私たち作業療法士は、以前と形は変わっても、少しでも元々行っていたその方にとって大事な"作業"を通して、前向きな気持ちが芽生えるようなお手伝いをしています。
さて、話は料理に戻ります。片側の手足に麻痺が生じた場合、片手で料理を行うこととなります。食材を片手で押さえることができなくても、食材を重しに押しつけたり、食材に重しを乗せたりすることで、手で押さえる代わりとなります。
食材を半分に切り平らな面を下側にして置くことで、食材を扱いやすくすることもできます。
|
食事に重りを乗せて押さえる様子 |
蕎麦など麺類の湯切りでは、鍋を両手で扱うことがあります。片手用の鍋を使うという手もありますが、利き手ではない片側の手を使うようになることもあるため、"力が足りない"そんなことがあるかもしれません。
そんな時はトングを使えば少量ずつ麺を鍋からザルへ取り出すことができます。
|
トングで麺類を掴む様子 |
前述した包丁の管理が難しい場合では、野菜の皮むきを例に挙げると、ゴボウは包丁ではなく、割り箸を用いて皮を削ぎ落すことができたり、人参は包丁やピーラーでなく、
スライサーを用いたりすることで怪我の危険性を最小限に留めながら、調理の一部を担うことができます。
|
ゴボウの皮を割り箸で削ぐ様子 |
上記の様に、家庭にある調理器具を上手く活用したり、手順を工夫したりすることで大切な人へまた料理を振る舞うことができれば、その方にとって前に進む大きな一歩になるのではと思っています。
|
執筆 2022年7月16日
新横浜リハビリテーション病院
リハビリテーション科
金子 未奈
|
| |
|
|
|
|
|
2022年6月(定期)
健診部
2023年7月(定期)
薬剤部
2023年8月(定期)
リハ科
つづく…
|
|
|
|
Copyright (C) Shinyokohama Rehabilitation Hospital All Rights Reserved |
|