2013年12月定期掲載
継続は力なり!~自主トレーニングについて~
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当院では、回復期病院であり、関節可動域訓練や筋力トレーニング、動作練習など様々な手段を用い、目標に向かって患者様と一緒にリハビリを行っています。
その中で、日々大切だなぁと私自身感じている事は自主トレーニングです。毎日スタッフと行うリハビリももちろん大切だとは思いますが、当院に入院されていても、リハビリ時間として設けられている時間は、疾患にもよりますが、最大3時間までです。24時間のうち、リハビリを一緒に行っていない時間の方が圧倒的に長い訳です。その時間をいかに上手に使えるかはとても大事だと思います。
当院では、入院中から退院まで、自主トレーニングの内容を少しずつ変更しながら、作成・指導を行っています。また、患者様一人一人
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の身体に合わせた内容のものを作成しています。ある患者様には効果的なトレーニングでも、違う患者様にとっては、痛みを増強させたり、症状を悪化させるものも多くあるためです。内容も、スクワット、つま先立ちというような一般的な運動から、全身的なストレッチ、歌を歌う、塗り絵をする、編み物をする、口や舌のストレッチなど様々です。自主トレーニングは、自分一人で管理し、行わなければいけない、というイメージを持つ方も多くいらっしゃると思いますが、当院では、お一人で行う事が難しい練習に関しては、病院のスタッフと行うようにしています。また、入院中であっても、疲労が強かったり、痛みが強かったり日によって差があるため、患者様に合わせて実施して頂いています。
入院中から継続して行ってきた自主トレー
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ニングですが、退院されると行えない方もいらっしゃるのが現状です。自主トレーニングが生活の一部の様に負担なく継続できるようにするためにはどうすればいいか、患者様と話し合いながら退院まで携わっていきたいと思います。
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執筆 2013年11月18日
新横浜リハビリテーション病院
リハビリテーション科
滝田好恵
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