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皆様こんにちは。 さて今回は、画像診断部についてお話します。
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画像診断部と聞くとわかりにくいかもしれませんが、簡単に言うとレントゲン写真を撮影する部署になります。レントゲン写真はX線と言う放射線を使用しています。原発事故以来、放射線に対する不安をお持ちの方が多いと思いますが、医療現場では患者様の病気発見・状態把握・治療を目的に使用しており、更に少ない線量を使う事により患者様への利益が優先するよう配慮をおこなっていますのでご安心下さい。
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当院には、4つのそれぞれ大きな装置に加え、
1)胸部や骨の写真を撮影する一般撮影装置、 2)頭の中やお腹の中を撮影するCT撮影装置 3)そして昨年末より導入した胃のバリウム検査 4)嚥下造影等の撮影を行なうX線テレビ撮影装置 5)病棟へ撮影しに行く時に使用するポータブル撮影装置
があります。
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当院は回復期リハビリテーション専門病院です。他院より紹介された患者様の当院への入院時や入院後リハビリ中の状態把握の手段の一つとして、一般撮影やCT撮影を行ないます。例えば股関節頚部骨折などの運動器に障害をうけてしまった方は一般撮影を主に、脳溢血を罹患してしまった方は頭部CTを主に撮影を行なっています。
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撮影に際し我々が注意している事は、撮影室で患者様に不快感を与えない事です。1日でも早い社会復帰を目指し日々努力をなさっている患者様に、検査にて不快感を与える事によりモチベーションが下がってしまっては、より良いリハビリを行なう事が出来ません。患者様の動かれる範囲に傷害物が無いよう、撮影台に寝ていただく時や撮影器具を身体の下に敷く時などは十分な説明を行ない無理な動きをさせない等の事を心掛けています。
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そして、午前中は外来でのリハビリはもちろんの事、内科・外科・整形外科・嚥下外来等の外来診療も行なっていますので必要に応じてレントゲン撮影を行っています。 また、今年度より当院では健診業務の拡大を図る為、先程も触れましたが胃透視のできるX線テレビ装置を導入しました。
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従来から導入している内視鏡検査(経鼻・経口)との併用になり選択肢が増えています。胃がん健診において内視鏡よりバリウムを飲む方が良いという方は是非ご相談下さい。また、肺がん健診では従来の胸部レントゲン写真より胸部CT撮影の方が病変を見つける確率が高いとの報告が有ります。 CT肺がん健診も可能ですので是非ご相談下さい。
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これからも患者様のリハビリのお手伝いと、地域の方々の健康管理のお手伝いをしていきたいと思いますので、よろしくお願い致します。
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執筆 2012年2月20日
新横浜リハビリテーション病院
画像診断部
細渕 和幸
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