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新横浜リハビリテーション病院 作業療法部門広報誌
しんよこOT新聞
【脱水症とは】
脱水症とは体から水分やナトリウムといった電解質が失われた状態を言い、症状は頭痛やめまい、吐き気など様々な症状が表れます。
脱水状態となると血液が濃縮された状態となり、脳梗塞や心筋梗塞を起こす引き金になるとも言われています。
【季節外れの脱水症】

冬場は温度や湿度が低く、空気が乾燥する季節です。寒さを凌ぐ為、室内では暖房器具を使用する事でさらに空気の乾燥が進み、汗をかいていない状態でも体から水分が失われやすい状態に陥っています。
夏場と比べると脱水症状に陥るというイメージも持ち難く、「トイレが近くなるから」と水分補給を怠りやすくなり、水分不足の状態が続く事で脱水症を引き起こします。
【水分補給の目安とタイミング】

冬場の脱水症を防ぐ為に、1日に1~1.5ℓを目安として飲料や果物等から摂取しましょう。
運動等で汗をかいた際は更に多くの水分が必要になります。
水分を一度に大量に摂取しても尿として排出されてしまうので、少量ずつ間隔が空きすぎないようこまめに摂取する事が重要です。
リハビリ中や終了後もこまめに水分を摂取し、脱水症予防を心掛けましょう!
【冬場に注意!!低温やけど】
寒い季節になると、暖房を利用することが多くなりますが、使い方を間違えると低温やけどを起こすことがあります。
低温やけどは、44℃で6~10時間、50℃では3分、60℃では5秒程度で起こると言われています。
主な原因はストーブ、電気カーペットなどですが、近年はパソコンやスマートフォンなどに長時間触れ続けることで手足にやけどを負うケースもあるそうです。
症状は水疱や皮膚の赤み程度ですが皮膚の深部が壊死していることもある為
少しでも症状がある場合は、すぐに近隣の医療機関の診察を受けることが大切です。
今年の冬はウィルス対策だけでなくやけど対策にも万全を期して過ごしていきましょう。
便利グッズの紹介(洗濯物編)
運動麻痺や怪我により片手が不自由になってしまったときに片手で洗濯物を干すのは大変!!そんなときに役に立つ便利グッズの紹介です。
洗濯ばさみが開いた状態で固定できるため、片手での操作が楽にできます。
当院のリハビリ室にも置いてありますので、気になった方は担当の作業療法士に相談しててください。